じっくりと事を進め、急がず、確実に。これが当院のスタンスです。
じっくりと事を進め、急がず、確実に。これが当院のスタンスです。

2014.12.03更新

噛み合わせ顎関節症は関係ないという捉え方は疑問に思う事があります。
その筋の関係性でおかしくなる顎関節症もあります。
噛む位置関係の崩れで起きてしまう顎関節症もあります。
代謝の衰えで、あるいは、体力の衰えで、潜在化していた顎関節症が顕在化する顎関節症もあると思います。

 噛み合わせと顎関節症は咬合調整で治るという考え方に疑問を持つ事があります。
口の開閉ならば、干渉の除去で変わることもあり得ると思います。
しかし、咬合調整と言う言葉を、少し、解釈を広げて、咬合の調整で、足し算も引き算もあり得ると捉えれば、もう少し、違う解釈も起こり得ると思います。
でも、咬合のルールや、咬合の知識を持たず、挑む愚かさに自身を置きたくはないと今更ながらに考えております。
既に歪んでしまった、口腔内状況では、その広義に解釈した咬合調整でも、ドンキホーテに終わる可能性もあります。
しかし、また、矛盾していますが、モレキュラーミミクリーとか、P物質と言う捉え方をすれば、逆に、咬合調整が、相当に有効になる事もあるような気がします。(この解説は、またの機会にします)

顎関節症が顎に限定した疾患と言う捉え方と、筋骨格系の疾患と言う捉え方ならば、私は筋骨格系の疾患と捉える方が自然と考えます。

でなければ、担当でも無いカイロにせよ、整体と言われる方々に、いかれる事はないと思うのです。

不必要な存在と申し上げたいのでは無く、逆に、彼らからも認められるよう、歯科医がもっと、研磨、研鑽していく事が必要なのでしょうね。

何かの参考になれば、それはそれで、嬉しいと思います。

また、縁があり訪ねていただく事があれば、私どものこだわる結果と言う世界を、共に、歩ませていただければと思います。

長い章、最後まで、お付き合いいただきありがとうございます。
途中から、読んでいただいた方にも、感謝です。

それでは、また、気が向いた時に。
それか、診療室で。

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投稿者: こすが歯科医院

2014.12.03更新

もう一度、描写を行います。
こんな感じの事を考えながら、日々診療に取り組んでおります。
これが、私どもの考える、良い歯で、良く噛み、良い笑顔にこだわった、医療技術の提供です。

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投稿者: こすが歯科医院

2014.12.03更新

どこかの機会に、身体が如何に顎(上、下)に影響を与えるか、また、逆も真なりについて、触れてみたく思います。これも、もしかしたら、興味深い世界かもしれません。ただ、今回は、触れません。また、いつの時にか…

しかし、記憶の世界では、やはり習癖、(体癖と表現する場合もあります。)生活習慣も極端に変わるわけではありません。
また、肉体もモデルチェンジが出来る訳ではありません。

壊れた環境を治したといえども、所詮は人工物です。
壊れた環境を変えたといえども、所詮は人工的に動かしたものです。

人の手が加わったものは、逆説的ですが、やはり、人の手の管理抜きにはその維持は出来ないのではないかと思っているのです。

風邪のように、ウィイルスが、いなくなれば回復と言う代物ではありません。

車のように、慣らし運転をして、徐々に、スピードも距離も、実用的に活動できるようにさせ、そして、定期的に問題を解決していく。

 おそらく、歯科医と言う職種の存在意義は、罹患を治すこと、維持管理に協力する事、ここにあるのではないかと思うのです。もし、口の疾患を、治れば、歯医者は関係ないと言うなれば、実際の所、もしかしたら、それは、愚の骨頂かもしれないと、この咬合と言う世界と、お付き合いさせていただき、より、その事を感じる次第です。

歯が擦り減る現象、摩耗、咬耗が存在する限り、状況判断は、歯科医に委ねる必要性が、実は、あたかも健康診断に定期的に通う事が必要なように、いるような気もします。ただ、これらを分析する力のある歯科医である事が、必要と言う事も合わせて、書き連ねます。

ですので、一度治れば、二度と歯科医に通うものではないという考え方の方には、私どもは合わないかもしれません。

その人は、老化と言う現象は、一個もない人間なのかもしれません。

もしかしたら、この疾患の現象のもう一つの、裏には、この老化と言う考え方が、非常に密接に関係があるのかもしれません。

そして、ポジショナーは、定期的に調整するようにしております。
最長は8か月に1回です。

長期使用は、おかしいと言う言葉が存在するのならば、パターンジェネレーターの維持の為、当院では、みなさん、当り前のように長期使用者です。
ですが、歯の移動も、歯の沈下も、一切ないことも合わせて報告しておきます。

それと、その後、歯を治療する事が無い方が多いことも、不思議な現象として、見ています。

6年目に入る方が、私どもの治療の最長の方です。

ひたすら、ポジショナーの調整を、6か月とか、8か月に1回行うだけです。

(歯周組織のケアー、歯牙のケアーは、当然、行っております)

過激に言えば、それだけ、長期に体調コントロールに耐えうるスプリントを作れない事から、短期使用が、常識とされても…と、時々、結果、非常識側に立つ身になってみると、寂しくなります。

さて、読まれた方は、常識をどのように考えらますか?

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投稿者: こすが歯科医院

2014.12.03更新

さて、新しい条件を再び考えます。
顎位関係の、運動障害が起きない関係と、歯牙の位置関係の考察です。
ここで、採用したのは相補下顎位です。
下顎を中心に体位を合わせるという考え方です。
普通は、体位を中心に下顎を合わせます。

その際、歪みが激しい正中の位置関係は無視をするという選択を取りました。始めから、正中はずれているわけですので、この部分を審美的に合わす必要性を、考えない事としました。

歯の補綴をさらに推し進める事を選択できれば、また違う関係が出来たのかもしれませんが、今回は、その歯を触らないという所に、全ての起点を置く事にしました。

また、その際、全身と、顎の動きの関係性と言う整合化は、既に出来上がっておりますので、今回は、その関係性が壊わさず、歯を最低限触らないですむ場所で、かつ、相補下顎位が出来る位置を選びました。

問題は、ここで、新しい顎位関係で、なお且つ、新しいパターンジェネレーターが、再度、パラファンクショナルエラーに陥りにくい関係をつくる事にありました。

そこで、採用したのが、機能矯正と言う考え方です。

まだまだありますが、考察事項は、これぐらいにさせていただき、具体的治療行為にはいります。

手順

  1. ポジショナー
  2. 矯正(機能矯正を主)
  3. 一部ビルドアップ(歯の足し算です)3か所
  4. 補綴 右下456
  5. ポジショナー
  6. メインテナンス

実は、手順を書くと、これだけです。
2~5までは、1年の期間でした。
細かいテクニック紹介等はいらないと私は勝手に思っています。
それは、歯科医が歯科医同士で、学会なり、勉強会なりで、意見交換をするものと考えますので、そこらへんは割愛します。

ポジショナーで、相補下顎位の関係を再現させ、
そして、パラファンクショナルエラーを、認知行動療法と、ストレッチを絡め、改善させる。

 改善が始まると、全身まで波及していた主症状が消えて行く。
あとは、その関係性を維持する咬合関係を付与する。

ポズィテヴ フィード バックに陥った顎運動を咬合関係から(一つの幅の中に収まらない)崩れたパターンジェネレーターの関係性を、ネガティヴ フィードバック機能へ戻す。その関係性の成立させることで、パターンジェネレーターを回復させる。そして、その維持に努める為、脳へその(出来上がった)関係性を、忘れさせないよう、再度、ポジショナーを利用する。

この時点になれば、一日3分とか、5分とか、あるいは、1分でもいいです。もっと、過激に週1回か2回ぐらい入れてください。あとは、インプットする情報が、パターンジェネレーターにおける“お守り”と捉えてください。そして、日常生活から来る、様々な影響ラブル回避とすれば、顎運動、咀嚼はアウトプットとして、捉える。もう派手に歪まないよう、崩れないよう、維持管理をする。

この選択肢は患者本人に任せております。

ですが、不思議と、この作業を繰り返しながらの維持は、今の私には、非常に有効かと考えております。それは、体験者のみぞ、知る…

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投稿者: こすが歯科医院

2014.12.03更新

先に書いたような思考を続けて、問診や、現象を追うと、唐突かもしれませんが、この病に罹患された患者は、程度の差はあれ、ますます、筋骨格系の疾患として、捉えざるを得ないように思えていくのです。

 仮説の域を出ていないと言われたくなく、予後を追い続け、結果がやはり出ている分、紹介をしてもいいのかなって思い始めたのが、多分偽りのない考えです。

患者のあなたの立場に立てば、仮説、推察の域を出ていないものは、と思われるものを選択など出来るかと、お考えになることもあるかもしれません。しかし、この顎関節症と言われる疾患が、従来考えられているより、実は複雑なものであれば、もしかしたら、従来の治療法では対抗できないのかもしれません。そして、歯科界が、見出してきた見識を総力戦で患者に当たるしかないものと、私どもは考えました。

結論は、摂理と、ルールを守ること。そこに、本質が隠されていると認識を深めております。

さて、話を戻します。

この患者の場合、以下の現象を中心に考えるべきと思いました。その一部を紹介します。

構造の変化に伴い、(摩耗等の現象)により、一つのパターンに顎運動が収束しなくなる。
専門的に言えば、ネガティヴ フィードバックでは無くなり、ポズィテヴ フィード バックになってしまった。
結果、高径の本来の位置関係を失い、セントリックストップが失われる。
噛む位置が、右にも左も存在して(アーチの上下差の差異を確認されてください)、咀嚼の度に、顎に負担がいくようになる。
結果、噛む位置が不明になり、その咬合関係が負担を絶えず顎に渡すという関係が出来上がる。

*模型上では、本人が一番安心する噛み位置においております。
主咀嚼側という形のようです。
実際は、右においても、左においても、深い噛み込みで、位置がずれる事が可能でした。

そして、この現状に対して、先天的か後天的かは別にして、歯を食いしばり、舌を、下前歯に置く習慣が出来、パラファンクショナルエラーを、(異常習癖)起こすようになる。舌位に問題があると、嚥下能に問題が出る可能性や、呼吸、無呼吸症候群等に罹患しやすいと考えられています。
(忘れないうちに、鼾は途中よりかくようになり、今はたまにするそうです)

ここまでは、勉強をして来た(卒業後、何かの専門医を目指して勉強していけば、身につけるべき知識かと思います。既に、学術的に認められている言葉でしかありません。)先生であれば、当然のように知られている知識だと、私は思います。

神経学的に考えれば、顎関節周囲のメインになる神経走行の三叉神経系に、過度の負担がいけば、やはり、その命令系は崩れる事も、あり得るのかもしれません。ここらへんは、ちょっとした専門書なりを覗けば、書いてあることもあるので、気が向かれたら、調べられていただければと思います。

患者自身、出された条件は、歯を削らない事。
親戚の先生が苦労されて触られた歯はなるべく回避して欲しい。

考察します。
まずは、選択してはいけない条件を考えます。

  • 歯冠、歯根比で考えると、過度の高径の付与は回避したい。
  • パターンジェネレーターという脳の学習は、既に、咬合圧を、過剰にコントロールさせる可能性がある。
  • 適正な域の範囲に収める事にその必要性がある。
  • ネガティヴ フィードバックにさせて行く事と、ワイドセントリックの傾向性の特性を持つ構造上を、両立させるには、崩れやすくなる可能性がある咬合関係の歯牙の展開角を如何に緩やかな関係性でおさまるかを考える必要がある。

その為、緩やかな歯牙と歯牙の対咬関係にする必要性がある。

  • 決して、ロング気味にしてならない。
  • 決して、急傾斜の展開角を与えてはならない。

*広く顎の入り込みが咀嚼時に想像されるこの患者において、左右に振る力が、潜在的に多い。この場合、既に、顎関節靭帯はルーズニングをされていて、急傾斜の歯の咬頭や、深い裂溝を付与した場合、歯牙に来る負担は大きく、その後のトラブルが予想される。
また、これだけ、深い噛み込みを持っている為、顎運動は、もともと、前後的運動による食塊の粉砕よりも、左右に振って食事する事の方が多いと考えられました。その分、新しく付与するルールも、この性質を守りながら、与えたい。
この元で、一定の収束が来るようにさせなければならない。
こんな解釈になると思います。

等々

一方、新しいパターンジェネレーターにおいて、もともと、持っている個体と
しての性質を、壊すことなく、失われた機能を重要視して、その機能回復の条
件を次に考えます。

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投稿者: こすが歯科医院

2014.12.03更新

患者が考えて、出した答えは、次の内容です。そして、同意をいただいた事です。
歯はなるべく削りたくない。
物理的不可能な場合、数本は削り歯を補綴することを認めてもらう。

ポジショナーで、何が改善して、何を獲得したか考えられるかを話す。
そして、その効率性が良い所に、なにがしかの関係性を再度構築する事を目的とする旨の理解と、了解を求める。
伝えたい内容は、こんな感じでした。

1)
獲得したものとして、考え得る関係は、安静位の変化

安静位を、確認する方法はありません。何もしないで、歯も当たらず、唇を閉じてかつ、リラックスをしている状態を、安静位という。
私どもが、しかし、一つの大事なキーワードにしているのが、この安静位の獲得です。
歯をたえず、当たり続ける事を自然と、されていたこの患者の場合、その習慣性を変える際、結論を言えば、安静位を新しく獲得した事になります。
この性質を獲得させた事は、十分治療行為として、私は、成立すると思っています。
歯医者の仕事は、削って、物を詰めるだけと考えられている患者には、多分受け入れられない現象的解決だと思います。
事実、顎が痛い場合、まずは、リラックスさせる環境作りからと話すと、歯を削らないで、痛みが取れるのかとか、何もしないで、金を取るのかと言われる際は、非常に悲しく思う事があります。
噛み合わせを削れば、顎が開くという短絡的方法を選択したくなる事もあります。
でも、こだわる所が、そうさせないのかもしれません。
いえ、多分、何かを壊したくないから、今はその方法を選択しないのかもしれません。今の私どもは…

2)
しかし、問題は、この噛み合わせ関係にある事になります。(絵が入ります)

この前歯の噛み込み方が、深いという事にあります。
もし、あなたが、少し、暇であれば、手の平を丸く絵のようにされて、手で、深いか見込みと、手で浅いか見込みを表現して欲しく思います。
その際、指が引っかかりやすいのが、どちらか考えて欲しく思うのです。
おそらく、深く、指で接触する方が、はるかにその動かす際、その応力を感じる事になるかと思います。
言い方を変えれば、それだけ、負担がかかりやすい事になるような気がします。
これが、毎回顎に負担と言う形になって現れれば、もしかしたら、疲れたという感覚が襲われるかもしれません。
口を開ける事を、身体が拒絶する方向に痛みとして、認知させるあのかもしれません。
筋には、その単体で荷重に耐えられない祭、筋の連関性で、代理と言う作用で耐えられるよう動く性質があります。
簡単にいえば、軽いものを持ち上げる際、手の甲の力で、軽い小物は持ち上げられても、さらに重くなれば、手の甲のみならず、腕全体を、さらには、足を踏ん張らせて何とか、持ち上げる…
そんな感じでしょうか?
そんな中、引っかからないようにと、仮に歯を削れば、余計噛み込みは深くなります。
そして、筋の連関性と捉えるのならば、その代理を行う事に関係する周囲筋が疲労を起こし、先に述べた症状が出てくることも不思議では無いと思うのです。

一瞬なら、開くようにさせる事は出来ると思います。

3)
この繰り返しから簡潔に言えば、今の病態が起きたと考えられないだろうか?

咬耗しながら、歯が擦り減り、少しずつ歪む。記憶にある昔は、全体が噛めたというのであれば、やはり、歪んで、噛めなくなってきた。
噛む際は、顎を左にスライドさせながら、今度は右にスライドさせながら、この繰り返しで来た可能性はないだろうか?
患者も記憶をたどります。
そういえば、しょっちゅう外れた時期があった。
結果として、この関係性は、咀嚼をすればするほど、顎に負担がいく事にならないだろうか?
また、結果歯牙にも負担がいく事にならないだろうか?
安静空隙を獲得し、新しい、安静位を保てるようになったとはいえ、この壊れた顎位関係では、おかしくなる可能性はないだろうか?
そのトラブルを、身体が受け止め、サインとして認識させる事はないだろうか?

このような思考を関連化させ、行っていくわけです。

患者は考えます。

そして、もう一度、話し合いを持ちます。

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投稿者: こすが歯科医院

2014.12.03更新

ところで、姿勢を維持するには等尺反射がなければ、起立が出来ません。これは、摂理として捉えられています。逆に、この等尺反射が無ければ、起立は出来ない、あるいは、維持が出来ない事になっています。

この等尺の考え方においては、歯はぶつかり合っている必要があります。

ここに、大きな盲点があるわけです。

基礎医学の世界では、等尺性を保つためには、歯はぶつかり合っているという解釈が要求されます。

ところが、歯科では、咬合を当たり前のように勉強していくと、歯がぶつかりあう事を一切、認めません。

面白い事に、経験でしかありませんが、顎関節症とか、全身へ波及を及ぼされた患者の場合、一つ共通点があります。

歯がぶつかり合っているか?
舌の位置がおかしいか?

私は、舌スポットに置く理由は、この等尺を維持する一つの代理行動と考えています。

事実、実験で、舌スポットに置く事を要求した患者のバランスは、ほぼ正中に移動し始め、この等尺反射に対する考察へ、面白い事実を提供、及び暗示をしております。

例えば、筋・骨格系の疾患と捉えるとするのならば、実際の所、従来考えられていた、顎関節症の触診だけでは、解決しないでしょうし、また、新たな触診や、新たな診断学を始め、治療法が要求されるのかもしれません。

さて、2日目のお話です。
ポジショナー作成
ストレッチ指導

3日目
更なる、症状の改善を認めつつも、劇的な改善が無いことを訴えられる。
ポジショナー渡し、調整
この患者の場合、全ての症状が消えた事を、その場で確認する。
ストレッチ指導

症状の改善は、その時その時で、全て消える方もいれば、体力の関係で無理せず、言葉にすれば、一個一個解決を図る方もいます。

4日目(一か月後)
ポジショナー調整

5日目(2ヵ月半後)
ポジショナー調整
まだ、時々、顎がおかしい感じがする旨を言われる。
他症状は、ほとんどない。
疲れた場合起こるが、それは、生活の中で、起こる疲労故、回復できる身体になっている事が、大事と話す。
同意を貰う。
実際、装置を入れると、全てが劇的に消え、一生感じない身体になるような事を謳う文章もあります。私は、それは、不可能と捉えます。これは、一生、風邪を引かない身体を可能にする事と同義とすら思っています。
生きている以上、疲労もします。
疲労をすれば、肩がはる事も、首がはる事もあります。
大事な事は、回復できる身体かどうか、それだと思うのです。
回復できず、蓄積していく身体になっている場合、それは、一大事とは思います。回復する力がある限り、深刻になる必要もないとは思います。
難しい所です…

 ポジショナーは、基本的に一日5分未満、15分未満、場合により、稀に30分から1時間お願いする程度です。一応、それで、十分に効果を認めております。

患者とは、始めて構造的話を行う。
全身の筋の関係性における顎の運動性のトラブルは、このポジショナーの装置の活用で、考える必要はないのではないかと、話す。
しかし、問題となる、全身へ波及する関係性は、決して、解決していない事を話す。それは、後ほど。

選択肢は二つある事も話す。
ポジショナーの活用を定期的に、行い、調整を定期的に行う。
しかし、問題は、顎と、咬合関係は解決していない以上、歯牙に、あるいは、顎にトラブルが再発する可能性がある事。

もう一つは、構造的関係性を変えること。
言い方を変えれば、生体力学とでも表現をすればよいでしょうか?

そこで、次の章に移ります。

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投稿者: こすが歯科医院

2014.12.03更新

もし、仮にこの顎関節症と言う疾患を、筋骨格系の疾患と言う捉え方をするのならば、もしかしたら、患者の訴える症状全ては、一つの本質から来る訴えという言い方になるのかもしれません。

でも、これらは、今の解釈では、顎関節症は、顎運動、痛み、音が主症状で、後は一切、関係が無いというのが、実際の捉え方です。
ところが、こんな現実もあります。

この疾患を、筋骨格系の疾患ともみなされ始めている。

その一方で、不良姿勢にまつわる、身体のトラブルは一部の医療機関では、着目している。

顎の存在は、姿勢維持に大きな関わりがあると、やはり、一部の医療機関では着目している。

繊維筋痛症の中に、顎関節症も含めて、捉えようとしている。
そして、この患者の訴えた症状は、やはり、繊維筋痛症では、全てが肯定される症状である。
難病扱いである。

これだけの、情報で、断片的に、つなげて考えていただく事は、おかしいと思いますが、現場に立ち、このような方々を見ていると、どうも、本質論はただ一つのような気がしてなりません。(もう少し、実際は、情報は多いです)

このような言い方しか、まだ出来ないのも、まだ、この疾患と言いますか、病気が、社会的に仮説の域を出ていないせいなのかもしれません。もっと、言い方を変えれば、医療従事者、及び、関係者に共通の認識と言いますか、学問体系としても脆弱な側面が、未だあるせいかもしれません。
でも、同時に解明されている部分もある事も、事実です。

問題は、あなた自身が罹患してしまっている、全ては、ここにあると思います。

関連図という手法を用い始めたのも、実は、明確になっていないこの疾患に、医療者が当たるのに、非常に有効な手法と思ったからに過ぎません。
この患者の場合、ストレッチを渡すことで、まず、初歩的かもしれませんが、一つの改善を認める事が出来ました。

 初日の段階で、機能的エラーがあるか、歯科的に問診を行いました。その一部です。
舌の位置について。下の前歯に当たっている。
歯は日常、当たっているか?

ここに実は、大きなポイントが隠されています。
どうしてそうなったかではなく、どうして、そのような事が問題になるかを知っていただく方が良いかと思います。

舌の位置は、上の前歯の裏側。(舌スポットと言われている場所です)にある事。
歯は通常当たらない関係にある事。

歯が一日の間に、接触する時間は、学術的に(文献により様々ですが)5分から20分の間、3食取る際に起こりうると考えられています。歯が常に、当たり続けている場合、その問題は、いくつか考えられています。要点だけを、記します。

歯の摩耗の亢進
歯の欠落の増進の可能性(歯が割れた、欠けた、歯が折れた等)

歯の移動

歯が当たり続けることで、興奮の亢進
(このように、書くと、誤解を与えるような気がするのですが、先に書いたように、常に脳に信号が来続ける状態と、常に全身の筋へ、何がしかの命令が来る事になります。)
その後、身体への波及

今回は、ここまでとします。
次回へと続きます。

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投稿者: こすが歯科医院

2014.12.03更新

勢いよく写真を、術前、術後の写真を掲載しました。

症状は、先に書いてある文章で、良く分かった。
で、これと、治ると、どうつながるの?
歯の形は、べたーとしているだけで、何なの?
そんな感じを、突っ込まれそうですが…
すんません。よろしければ、お付き合いください。

先に書いた症状を整理してみれば、実は、私達歯科医が、習った世界では、ほとんどの症状は、管轄外になります。
結論を言えば、治ったようです。書いた症状は消えました。と、患者本人が申しておりましたもので。
嘘のように症状は消えました、と、不思議そうに言ってくださいました。
でも、定期的にお会いしています。
こんな感じです。

行った作業は病態を把握した事、スクーリニング作業、アセスメント作業等を行った後に、治療に入ったこと。

そして、治療を行わせていただいた。
そしたら、治った。

 でも、根は完全に断ち切ってはいないのかなって、不安に思う事もあります。
でも、抑え込んでいます。
だから、定期的にお会いして維持をしています。
そして、健康です。

はぁ~、うまく説明できませんね。
抽象的すぎますよね。表現を変えてみます。

問診をしました。
筋の関係性を診断しました。
身体が楽になる関係性が口の中に存在している事を体験してもらいました。
そんな事もあるのだと知ってもらいました。
何故、身体に不具合が、生じているのか、その可能性を、認識してもらいました。
対処療法を渡しました。
2日目の報告を待ちました。

初日行った事です。
顎位が構成する身体の関係性を着目して、顎位の関係性を変えて、身体に起こる反射の反応を見ました。

対処療法として、タオルを腰のこの部分にこんな感じで当てるように、指導しました。(具体的には表記しません。病態各々違うと思いますので)

それ以外に、ストレッチを指導しました。

2日目になります。
ふらふらする感覚は、多少でしょうか?
疲れている感じは、まだあるが、前よりいい。
背中の痛みはあるのだが、心なしか軽くなった気がする。
こめかみの痛みはない。
頭痛はない。
眼の奥のギュッとした感じはない。
やる気が起きないは消えた。
ボーっとしない。
首は、軽くなったが、相変わらず痛い
顎は、痛いが、前よりまし。

このように、言われました。

顎関節症を筋骨格系疾患と捉え、マニュアルにあるよう、理学療法的にストレッチと、タオルを姿勢の維持補助として指導しただけの事でした。

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投稿者: こすが歯科医院

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