じっくりと事を進め、急がず、確実に。これが当院のスタンスです。
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2014.12.04更新

現在、観察して、管理している事は、咬合の関係性の崩壊の予兆現象が起きていないかを見極める事です。

実は、面白い事をここに記載するかもしれません。
歯周組織について、歯の関係について、少し、触れてみたく思います。

少し、基礎的な前提となる知識を書いておきます。
現在の研究で、噛み合わせの力の応力により、歯にどのような歪む力が働くか、そして、結果、歯槽骨にどのような歪む力を与えるか、分かって来ています。
(ここで、ご理解いただきたい事は、歯槽骨が不適切な力が、かかると歪むという性質を持っているという事です。そのパターンが、明確に分かるという事ではありません。)

お猿さんでは、こんな所まで、研究して導いていただけてもいます。
噛む事と、応力関係です。(安易な噛み合わせ論は好きになれない理由です)

顎位

(■杉村 忠敬 「口腔生理学概説 -生体の仕組みと働き-」 学建書院 2007年)

参考までに頭に入れておいてください。
くどいですが、だから、明確にパターンが解析し終わっているという事ではありません。
くどいですが、早速、明確に、歪みパターンが、現実的に分かるわけではありません。
何卒、そこは、勘違いされないようお願い申し上げる次第です。
そして、だから、臨床は難しいのだと、合わせてご理解いただけると、幸いです。
こんな事を考えながら、取り組むが故、単純な方程式に乗っけているような紹介は好きになれないのかもしれません。これは、個人的な見解で、決して、特定の個人を指し示すものではないので、ご了解ください。もっと、真摯に紹介して欲しいのになって、思っているだけです。個人的、感想でした。気を悪くされたとしたら、申し訳ありません。

ま、こんな感じですね。

歯槽骨の吸収は?
それと、歯周病は?
と、突っ込まれそうなので、軽く、この点についても記載しておきます。

通常、歯槽骨の高さと密度は、骨形成と骨吸収の平衡により成り立っております。この際、局所的、あるいは、全身的な状態が、この平衡状態に影響を与えて行きます。骨吸収が骨形成を上回る場合、骨の高さ、密度、あるいは、その両方が減少します。そして、骨の喪失程度は、歯周ポケットの深さ、ポケット壁の潰瘍形成の程度、あるいは、排膿の有無と必ずしも相関関係があるわけではありません。

私どもは、この歯槽骨が歪むという現象を、まずか肯定するところから入っております。問題は、何が引き起こすか、まずは、この因子を知るべきではないかと考え始めているわけです。

そこで、いくつかこの患者のメインテナンスにおいて、どんな着目点を織り込んでいるか、改めて、紹介してみたく考えます。

 歯石や虫歯に対する予防と言う概念を主体として考えるメインテナンスと身体を踏まえたメインテナンスとは、別に分けて考えております。この患者の場合、身体に対して3~4ヵ月度にチェックを行っております。最長は8か月に1回と言う感じの管理をしておりますが、それは、またの機会に。

ここで紹介している、顎位、高径、平面、歯の顔、アーチ等々は、少なくとも、ナソロジーと言う学問で、積み上げられた歯科医が理解すべき、基礎用語にしか過ぎないと思っております。

噛み合わせと言うと、言葉通り、歯の当たり方をイメージする方が多いと思います。基本的は、この理解で良いと思います。
ところで、一つの疑問を一緒に考えていただきたく思います。

ここで、一旦お終いとします。

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投稿者: こすが歯科医院

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